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v1.42.0

2026-08-23 リリース

人数の多い卓で「探す」に取られていた時間を削る回です。インベントリにフォルダと検索が付き、ノベルモードの立ち絵は何も指定しなくてもチャットと同じ場所に立つようになりました。OS 任せだった演出の出しかたも、自分で選べるようになりました。

📁 インベントリをフォルダで分けられます

30 人が 1 本の列に並ぶ部屋では、目当ての 1 人にたどり着くのに一覧を上下するしかありませんでした。

共有と個人のタブに フォルダ を作れます。検索ボックスの右の「新しいフォルダ」を押すと名前が編集状態で現れるので、そのまま打ち替えて Enter。/ を挟めば 第1話/洞窟 のように 4 段まで階層になります。中が空でも消えないので、セッションの前に「第1話」「第2話」と並べておけます。

振り分けはドラッグが早道です。行を見出しへ落とすと中に入り、「未分類」へ落とすと出ます。一括移動で選んである行があれば、そのぶんもまとめて付いてきます。右クリックの「フォルダ」からも選べて、こちらは 30 人を数回で片付けたいときに向きます。見出しをクリックすれば折りたたみ、鉛筆で名前を直せば下の階層もついてきます。

共有と個人はそれぞれ別のフォルダを持ちます。共有のフォルダは部屋の全員に見えますが、どれを折りたたんでいるかは自分の画面だけの話です。GM がフォルダを閉じた拍子に、プレイヤーの一覧まで畳まれることはありません。

テーブルと墓場にフォルダはありません。テーブルは行動順を追う盤面で、墓場はそこから外れたものの置き場だからです。フォルダを 1 つも作っていない部屋の見た目も、これまでと変わりません。

🔍 名前で絞り込めるところが増えました

インベントリの検索ボックスは、表示中のタブを名前・所有者・フォルダ名と、一覧に出ている項目の値で絞ります。スペースで区切った語はすべてを含むものが残る AND で、全角スペースでも区切れます。右に「残った数 / 全体」が出て、× で解除できます。伏せてあるキャラクターの値は検索の対象外です。検索で絞ったまま「墓場を空にする」や全チェックを使うと、残っているものだけが対象になります。

同じ絞り込みが、GM ツールバーの NPC バー所持キャラクター一覧、ノベルモードの 発言キャラクター にも付きました。どれもノベルモードの喋り手を選ぶ場所で、これまでは全員が並ぶのを端から追うしかありませんでした。 NPC バーは場所を作るために 2 段になりましたが、コマを放り込む操作はこれまでどおりです。

🎭 ノベルモードの立ち絵が、チャットと同じ場所に立ちます

保存して開き直した部屋で、せっかく決めた立ち位置が全員 1 番に戻る——ノベルモードで起きていたのはこれです。立ち位置は発言に焼き付けた値から読んでいたのですが、その値は数値として保存されておらず、読み直したときに捨てられていました。全員が同じ場所に積み上がるのはそのためです。

立ち位置の決め方を、上から順に その 1 行の指定 → そのキャラクターのノベルモード用の位置 → シートの「チャット表示位置」 に改めました。何も指定しなければ、通常のチャットで立っている場所にそのまま立ちます。ノベルモードのために置き直す必要はありません。重なるときは指定を尊重したまま隣へ 1 つだけずらします。誰も位置を触っていない部屋は、全員が 1 番に集まる代わりにステージ全体へ散ります。

スロットの目安をクリックして置くと、それは ノベルモード用の位置 になります。演出のために並べ替えても、通常のチャットの立ち絵は動きません。link ボタンでチャット表示位置に戻せます。バックログの編集からは、その 1 行だけの立ち位置も決められます。

🖼️ 立ち絵に名前をつけられます

キャラクターシートの立ち絵一覧で、サムネイルを選ぶと名前欄がその 1 枚に向きます。ここでつけた名前が、チャットの文末に書く @笑顔 の呼び名です。大文字小文字と全角半角は区別しません。数字だけを書いたときは番号、それ以外は名前として扱うので、@笑顔2 のような名前も使えます。

番号の数え方が変わりました。 @2 は 2 枚目を指します。これまでは 0 始まりで、サムネイルに添えた番号やリモコンの 2/3 とずれていました。古い数え方で @番号 を書いてあるチャットパレットは、1 枚手前を指すことになるので書き換えてください。

🎬 演出の出しかたを、OS 任せにしなくてよくなりました

「効果音は鳴るのに雨が降らない」という声がありました。原因は OS の「動きを減らす」設定です。Windows 11 のアニメーション効果 は描画を軽くする目的でも切られるため、卓の演出まで一緒に止まっていたわけです。

FAB メニューのテーマボタンの隣に、エフェクトボタンを足しました。自動(OS に従う)、常に再生(OS が止めていても出す)、停止(OS が許していても止める)の 3 つを回します。 OS の設定はそのままに、卓の演出だけ出したいときは常に再生を選んでください。

止めているあいだも効果音は鳴り、天候の空気の色と地面の演出の塗りは残ります。「そこが毒沼である」という盤面の情報まで消えては困るからです。

🧮 計算の項目が、実際に計算されます

シートの項目の種別「計算」は、筋力 + レベル * 2 のような式を持ち、結果は表示のたびに算出されます。その算出が方々で抜けていました。

  • リソースを式から呼ぶと最大値が返っていましたHP 4 / 20 は現在値の 4 を返します
  • 計算の項目から別の計算の項目を呼ぶと 0 でした。順に計算するようになり、互いに呼び合う式は ? で止まります
  • 参照元を書き換えても、シートを開き直すまで古い結果のままでした
  • ポップアップと一覧には、打ち込めてしまう空欄が出ていました。結果が、書き換えられない値として並びます
  • チャットの {攻撃力} は空になっていました。読むときに計算します

100 マスの計算セルを並べた表がシートの入力ごとに重くなる問題も、表ごとに 1 度だけ計算する形にして直しました。

あわせて、シートの項目そのものを説明するシートの項目(データ要素)をマニュアルに新設しました。10 種類の種別、リソースのベースと補正、チェック表の作り方、GAP 判定の設定までを 1 ページにまとめてあります。

💬 チャット欄でも {HP} が展開されます

{HP}t{防御力} が展開されるのはチャットパレットの中だけで、同じ行をチャット欄に打つと {} が付いたまま飛んでいきました。チャット欄からも展開されます。値を読む相手は 発言者に選んだコマ で、t{} はターゲット中のコマ、画像の項目はその絵を送ります。

打った行はパレットの定型文と違って「埋めるために書かれた文」ではないので、答えるものが無い {歓喜}{} を付けたまま残します。やった{歓喜}やった になって飛ぶことはありません。発言者が「プレイヤー(あなた)」のままのときも、読む先が無いので打ったとおりに送られます。

🎲 GAP 判定に、何の判定かが残ります

チェック表の GAP 判定がチャットに渡していたのは 2d6>=7 だけで、ログを読み返しても何の判定だったのかわかりませんでした。判定した技能と、距離を数えた起点の技能が後ろに付きます。

2d6>=7 静音移動(解錠から2)

ダイスボットは半角スペースまでしか読まないので、ロールの邪魔にはなりません。

🐛 直したもの

チャットまわりが厚めです。

  • タブの上でホイールを回すと隣のタブに移ります。これまでは帯が横に滑るだけで、タブには届きませんでした。端まで来ると止まります(Ctrl + ← / → は一周します)
  • Ctrl + ← / → が、発言できないタブで効かなくなっていました。キーを持っていた入力欄ごと消えるためで、そこから先へ進めませんでした。隠されているタブを 1 つ飛ばして数える問題も直っています
  • タブの帯が、選んでいるタブより 1 つ手前で止まっていました。端の近くでは現在のタブが帯から外れることもありました
  • 発言の吹き出しが、どちらのテーマでも鈍い灰色でした。文字色をそのまま使い、吹き出しを白か黒に振り分ける形に変えたので、標準パレットのどの色でもコントラスト比 4.5:1 を満たします
  • ログを少し遡ると、ウィンドウ内の立ち絵の裏に行が隠れていました。立ち絵の帯をスクロール範囲の外に出しました
  • 立ち絵の位置を変えると、回復音が鳴って緑の +7 が浮いていました。立ち絵位置とコマ画像がリソースとして保存されているためで、コマ側がこの 2 つを見送るようにしました
  • 立ち絵の名前を入れる欄が、シートから消えていました。画像が種別の 1 つになったときに行の作りから外れたもので、@名前 が何にも一致しなかった原因です
  • 種別のドロップダウンで「テキスト」「射程図形」が「テキ…」と切れていました
  • ノベルモードのスロットの目安が、左右の端 4% を押しても反応しませんでした
  • エフェクトの設定が、まだ触ってもいないうちから保存されていました。押して選んだときだけ書き留めます
  • 演出を止めているあいだも、地面の演出が毎フレーム何も描かない描画を回していました

過去の全変更や開発者向けの詳細は、GitHub ReleasesCHANGELOG を参照してください。