v1.44.0
2026-08-27 リリース
マップを自動で作れるようになりました。あわせて、その場で絵や図を描いて卓に立てるホワイトボードが増え、建物の上に登ったコマが下を見下ろせるようになっています。
🗺️ ダンジョンとフィールドの自動生成
GM ツールバーに マップ生成 が増えました。雰囲気と広さを選んで押すと、新しいテーブルが 1 つでき、そこに地形が建ちます。壁を 1 個ずつ並べる必要はありません。
置かれた壁は、はじめから視線と光を遮ります。暗闇を使う卓なら、生成した直後から松明を持って潜れます。
ダンジョン
雰囲気は 7 種類です。石造迷宮・地下墓所・遺跡・洞窟・溶岩洞・氷窟・砂の墳墓。選ぶと間取りの作り方が変わり、暗さや空気の色もそれらしく設定されます。
部屋数は 3〜20 で指定します。壁の高さも変えられます。
出来上がったダンジョンには、次のものが一緒に置かれます。
- 扉 — 通路を塞ぎ、視線を遮ります。隣り合った扉は両開きになります
- 入口 — 「階段(地下へ降りる)」か「坑道口(外へ通じる)」かを選べます
- 明かり — 暗い雰囲気では、松明やランタンが部屋に置かれます
いちばん奥の部屋には鍵が掛かります。その鍵は、奥の部屋を通らずに歩いて行ける別の部屋に置かれるので、探索する順番が自然に決まります。
部屋の一覧はパネルの中に出ます。番号・広さ・つながり・鍵の在り処が並ぶので、コピーして手元のメモに貼っておけば、そのままセッションを回せます。
フィールド
雰囲気は 6 種類です。森林・草原・海岸・湿地・雪原・荒野。地面の模様と生えるものに加えて、天気と明るさもまとめて決まります。湿地なら霧が出て薄暗く、雪原なら吹雪きます。
広さと、木や岩の多さを指定できます。多さを 0 にすれば、何も生えていない更地になります。
森には濃いところと薄いところができます。木で四方を囲まれて通れなくなる場所はできないので、生成したままコマを歩かせられます。
使うときに知っておくとよいこと
同じシードなら、何度でも同じマップが出ます。気に入った地図の番号を控えておけば、あとから同じものを作り直せます。別の形が見たいときは、シード欄のサイコロを押してください。
押す前に完成形が見えます。置かれるものの配置がプレビューに出るので、気に入らなければ押さずに振り直せます。
生成しても卓は切り替わりません。セッションの最中に次の場面を仕込んでも、プレイヤーの画面は動きません。移動はパネルのボタンから、頃合いを見て行ってください。
ヘクスマップにも対応しています。マスの形 で四角・ヘクス(縦)・ヘクス(横)から選べます。ヘクスを選んだときは、盤面が少し小さめになります。
📋 ホワイトボード
作戦を書く、地図を描く、資料を見せる。テーブルの何もない場所を右クリックして ホワイトボードを作成 を選ぶと、立った状態のボードがマップの北側に立ちます。2 枚目からは 1 枚目の横に並びます。
ボードを右クリックして ボードに書く を選ぶと、描画画面が開きます。使える道具は、ペン・マーカー・消しゴム・直線・矢印・図形・折れ線・文字・付箋・貼る(画像)です。図形には吹き出しもあります。
描きやすくするための仕掛け
何かを動かしていると、他のものの端や中心に近づいたところで吸い付き、目安の線が引かれます。方眼を切っていても出ます。
上と左には定規があります。ここからドラッグすると、自分でガイド線を引けます。
複数を選ぶと、左揃え・中央揃えといった整列や、等間隔に並べる操作が使えます。用紙の中央に置く操作は、 1 つだけ選んでいるときでも使えます。
文字と画像
文字には縁取り・影・下線・取り消し線を付けられます。縁取りは、写真の上に白い字を載せても読めるようにするためのものです。文字の大きさを変えても、縁の太さの釣り合いは崩れません。
画像はコピーしたものをそのまま貼り付けられます。原寸で入るので、貼ってから拡大する手間がありません。貼ったあとで切り抜きや反転ができ、薄くして下敷きにすることもできます。
描いたものはレイヤーに分けて整理できます。名前を付けたり、まとめてグループにしたり、一時的に隠したりできます。
ボードの使い方いろいろ
板そのものを透明にできます。描いたものだけが宙に浮くので、マップの上に説明の図を重ねられます。
ボードの上にはコマや地形を乗せられます。乗せたものはボードと一緒に動きます。
描いたものは画像として書き出せます。ボード 1 枚ぶんをファイルに保存して、別の部屋へ持って行くこともできます。
🔦 高い所からは見下ろせます
これまで、塔や建物の上に登ったコマは、自分の松明で足元を照らしていても、その地面が見えませんでした。自分が乗っている建物に、視線だけ遮られていたためです。
登った高さより低いものは、視線を遮らなくなりました。塔の上に立てば、塔と同じくらいの高さの壁は越えて見渡せます。自分の目と同じ高さの壁は越えられません。
高度の設定で浮かせた場合も、地形の上に乗った場合も、同じように扱われます。どちらの方法で高い所に居ても見え方は変わりません。
明かりも同じです。塔の上に持ち上げたランプは、塔を越えて周りの地面を照らします。
🎨 同梱のタイルと壁を描き直しました
床 14 種類・壁 13 種類を新しくしました。手描き風の絵柄に揃えたので、並べたときの見た目が整います。
💬 吹き出しの色を、テーマごとに自分で決められます
これまで設定できたのは文字の色だけで、吹き出しの地の色は、その文字が読める明るさに自動で決まっていました。ライトテーマなら明るい側、ダークテーマなら暗い側へ寄る、という具合です。
この地の色を、自分で指定できるようになりました。しかもライトテーマ用とダークテーマ用は別々に決められます。相手がどちらのテーマで見ていても、意図した配色で発言を届けられます。
自動のままでも構いません。指定しなければ従来どおり、文字が読める明るさへ自動で決まります。手で決めたあとに自動へ戻すこともできます。
パネルは 1 色ずつ設定する形になりました。上に並ぶ 3 つのボタンがそれぞれの色で表示されるので、今どんな色にしているかは一目で分かります。押せばその色の設定に切り替わります。
よく使う 16 色は、パネルに並べて置きました。これまでは色を選ぶ窓を開かないと出てこなかったものです。
読みにくい組み合わせを選んだときだけ、注意が出ます。押せばその場で読みやすい色に直ります。
もうひとつ、誰かが入力を始めるたびにチャットが上下に揺れていたのを直しました。入力中の表示が出るぶんだけ欄が伸び縮みし、読んでいた行が動いてしまっていたためです。表示の位置を固定したので、誰が打っていても行はずれません。
🚪 地形を扉にできます
地形を右クリックすると 扉の開き方 が増えています。ここで開き方を選ぶと、その地形が扉になります。扉をやめるときは 扉ではない を選びます。
- 開き戸 — 蝶番で手前に開きます。開く向きは反転できます
- 横にスライド — 引き戸として横へ滑ります
- 上へ上がる — 落とし格子のように持ち上がります
- 下へ沈む — 床下へ沈み込みます
扉になった地形は、右クリックの 扉を開く / 扉を閉じる で開閉します。開閉に合わせて音が鳴ります。
閉じている間は視線と光を遮り、開ければ通ります。暗闇を使っている卓なら、扉を開けた瞬間に向こう側が見えるようになります。
自動生成のダンジョンにも扉が置かれますが、手で置いた地形も同じように扉にできます。
🧱 地形のテクスチャを繰り返せます
これまでは 1 枚の画像を面いっぱいに引き伸ばしていました。1 マスの地形ならちょうど良くても、5 マスの壁に使うとレンガや石畳が 5 倍の大きさになってしまいます。
右クリックの テクスチャをタイル貼りにする を選ぶと、1 マスに 1 枚ずつ並ぶようになります。大きな壁でも縮尺が合ったまま伸ばせます。テクスチャを引き伸ばしに戻す で元に戻ります。
既定は今までどおりなので、既にある地形の見た目は変わりません。
過去の全変更や開発者向けの詳細は、GitHub Releases と CHANGELOG を参照してください。