設置の準備
このページには、どの版を設置するときにも使う準備と操作をまとめています。サーバーを置くのが初めてなら、設置の手順に入る前に一度読んでおくと、途中で手が止まりません。各版の手順のページからも、必要なところをこのページに案内しています。
何を設置するかを決める
どの方式で配信するかによって、設置するものと、要るアカウントが変わります。迷ったら、いちばん上のVercel版から始めてください。
| やりたいこと | 設置するもの | 手順 | 要るアカウント |
|---|---|---|---|
| SkyWay版で配信する(いちばん手軽) | Vercel版(トークン発行) | Vercelに置く(SkyWay版) | GitHub、Vercel、SkyWay |
| SkyWay版で配信する(借りているレンタルサーバー) | PHP版 | レンタルサーバーに置く(PHP版) | レンタルサーバー、SkyWay |
| サーバー版で配信する | Cloudflare版 | Cloudflareに置く | GitHub、Cloudflare(支払い方法の登録が要る)、Discord |
| サーバー版をVercelで動かす | Vercel版(部屋のサーバー) | Vercelに置く(サーバー版) | GitHub、Vercel、Discord |
SkyWay版とサーバー版の違いははじめにに、選びかたはどれを置くかにあります。
AxeのOriginを確かめる
どの版でも、ACCESS_CONTROL_ALLOW_ORIGINという設定に、Axeを配信しているページのOriginを書きます。サーバーは、ここに書いたOriginのページから来たリクエストだけを受けます。ほかのサイトに置かれたAxeから、あなたのサーバーが使われないようにするためです。
Originは、Axeを開いたときにブラウザのアドレスバーに出るURLのうち、https://からホスト名(とポート)までの部分です。パスと、末尾の/は含めません。
/も書きません| Axeを開いたときのURL | Origin(書く値) |
|---|---|
https://axe.example.com/ | https://axe.example.com |
https://example.com/udonarium/ | https://example.com |
https://yourname.github.io/udonarium_axe/ | https://yourname.github.io |
http://localhost:4200/ | http://localhost:4200 |
Axeを2つ以上の場所で配信しているときは、カンマで区切って並べます(例:https://axe.example.com,https://www.axe.example.com)。https://とhttp://、wwwの有無、ポートの番号が違うと、別のOriginとして扱われます。
Axeをまだ置いていないときは、先にAxeの利用ガイドで置き場所を決めてください。Originは、あとから設定を変えて書き直せます。
GitHubのアカウントを作る
Vercel版とCloudflare版は、Deployボタンを押すと、このリポジトリの中身があなたのGitHubに複製され、そこからデプロイされます。そのため、GitHubのアカウントが要ります。PHP版だけを使うなら要りません。
- GitHubを開き、右上のSign upを押します。
- メールアドレス、パスワード、ユーザー名、住んでいる国を入れ、画面の案内に従って進めます。GitHubの画面は英語です。
- 人間かどうかを確かめるパズルが出たら、案内に従って答えます。広告を止める拡張機能を入れていると、パズルが出ないことがあります。そのときは、拡張機能を一時的に止めます。
- メールに届いた確認のコード(8けたの数字)を入れると、アカウントができます。
ユーザー名は、複製したリポジトリのURL(https://github.com/<ユーザー名>/...)に出ます。
秘密の値の扱い
設置の途中で、次のような秘密の値を扱います。
- SkyWayのシークレットキー
- DiscordのアプリのClient Secret
SESSION_SECRET(自分で作る乱数)
これらを知られると、あなたのアプリやサーバーになりすまして、トークンを作られるおそれがあります。チャットやSNS、Issue、スクリーンショットには載せないでください。控えておくときは、パスワード管理アプリか、自分のパソコンの中のファイルにします。漏れたかもしれないときは、それぞれの画面で作り直し、サーバーの設定を入れ替えます。
乱数を作る(SESSION_SECRET)
サーバー版(Cloudflare版と、Vercel版の部屋のサーバー)では、SESSION_SECRETに32文字以上の乱数を入れます。ログインのトークンに署名するための鍵です。自分で考えた文字列ではなく、パソコンに作らせてください。
Windows
スタートボタンを押し、
PowerShellと打って、出てきたWindows PowerShellを開きます。次の1行を貼り付けて、Enterキーを押します。
powershell$b = New-Object byte[] 48; [Security.Cryptography.RandomNumberGenerator]::Create().GetBytes($b); [Convert]::ToBase64String($b)64文字の英数字と記号(
+、/)が1行出ます。それを選んでコピーします。
Mac
Spotlight(
command+スペース)でターミナルと打ち、ターミナルを開きます。次の1行を貼り付けて、returnキーを押します。
shopenssl rand -base64 4864文字の英数字と記号が1行出ます。それを選んでコピーします。
出てきた文字列は、毎回違います。デプロイするサーバーごとに、新しく作ってください。
動いているかをブラウザで確かめる
設置したサーバーが動いているかは、ブラウザでURLを開いて確かめられます。手順のページに書いてあるURL(例:https://my-backend.vercel.app/)を、アドレスバーに入れて開きます。
動いていれば、{"message":"..."}のような短い文字が出ます。これはJSONという形のデータで、ブラウザによっては、色付きで整えて表示されます。出てくる文字は、手順のページに書いてあるものと見比べてください。
ターミナルから確かめる(使える人だけ)
手順のページには、curlというコマンドでの確かめかたも書いてあります。ブラウザで確かめられれば、使わなくても構いません。
curlは、WindowsのPowerShellにもMacのターミナルにも最初から入っています。WindowsのPowerShellでは、curlではなくcurl.exeと打ってください。Windowsに入っているPowerShellでは、curlが別のコマンドの別名になっていて、書いたとおりに動きません。
curl.exe -H "Origin: https://axe.example.com" https://my-backend.vercel.app/v1/status手順のページで、行の終わりに\を付けて複数の行に分けているコマンドは、Macのターミナル向けの書きかたです。Windowsでは、\を消して1行につなげてから実行します。
開発者ツールを開く
Axeがサーバーにつながらないときは、ブラウザの開発者ツールで、何が起きているかを見られます。
| ブラウザ | Windows | Mac |
|---|---|---|
| Google Chrome、Microsoft Edge | F12、またはCtrl+Shift+I | command+option+I |
| Firefox | F12、またはCtrl+Shift+I | command+option+I |
開いたら、次のタブを見ます。
- コンソール(Console):エラーのメッセージが赤い字で出ます。
- ネットワーク(Network):Axeがサーバーに送ったリクエストと、返ってきた答えが並びます。行を選ぶと、状態(
200、403など)と中身が見られます。
ネットワークのタブは、開いたあとに起きた通信だけを記録します。開いてから、ページを読み込み直すか、うまくいかない操作をもう一度してください。
テキストファイルを書く
PHP版の.envや、Axeのassets/config.jsonは、テキストエディターで書きます。WordやGoogleドキュメントのような文書の作成ソフトは、見えない書式を混ぜるので使えません。Visual Studio Codeのようなプログラム向けのエディターがあれば、それがいちばん確実です。パソコンに最初から入っているものでも、次のようにすれば書けます。
Windows
メモ帳で書けます。
- 開くときは、ファイルを右クリックしてプログラムから開く→メモ帳を選びます。
- 新しく名前を付けて保存するときは、ファイルの種類をすべてのファイルにし、エンコードをUTF-8にします。種類がテキスト ドキュメントのままだと、名前の後ろに
.txtが付いてしまいます。 - エクスプローラーで名前の後ろの
.txtが見えないときは、拡張子を表示させます。Windows 11では表示メニューの表示からファイル名拡張子を選び、Windows 10では表示タブのファイル名拡張子にチェックを入れます。
Mac
テキストエディットで書けます。
- 新しく書くときは、メニューのフォーマットから標準テキストにするを選んでから書きます。
- メニューの編集→自動置換で、スマート引用符のチェックを外します。入れたままだと、打った
"が“や”に置き換わり、サーバーが設定を読めなくなります。 - 保存の画面に、拡張子に
.txtを使うかどうかのチェックがあれば、外します。 - Finderでは、名前が
.で始まるファイル(.env、.htaccess)が見えません。command+shift+.(ピリオド)を押すと、見えるようになります。もう一度押すと、元に戻ります。